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自己紹介

えっちなげーむのお仕事してます。

2012年4月6日金曜日

駄文

その日の私達はといえば、いつも通りに気だるい午後を満喫していた。

先生が音もなくぷかりと吐き出す煙草の煙を横目で見つつ、
私は大して面白くもない雑誌を流し読む。

それは面白いのかね、と不意に先生が訪ねてくる。
珍しい。基本的にこの時間はお互い不干渉だというのに。

勿論それは互いを嫌っているからではなく、
いつの間にか作られた暗黙の了解というやつだった。

いえ、さしては。と私は答えた。

返ってきたのは、「ほう」というため息にも似た呟きだった。

数瞬の間を置いて、先生は再度沈黙を破る。

面白くもないことを、なぜ好き好んでするのだね?

言われてみれば、確かにおかしなことだ。

しばらく考えて出た答えはといえば、

人生とは、得てしてそんなものではないでしょうか。

などという、大して面白みのない答えだった。

しかし、なぜだかそれは先生の琴線に触れたようで、

先生は「然り、然り」とひとりごちながら、
失笑を噛み殺すのに苦心していた。

夕暮れはまだ遠いというのに、鴉が「かぁ」となく声が
どこからか聞こえた。

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